谷底を行く旅

転職も移住も失敗。崖から転げ落ちて、その谷底を行く自虐自笑の記録です。

マイ トラック、マイ スリングブレイド <軽トラと草刈り機と私>

「雑草と戦う」

田舎暮らしでは、地域の環境整備の一つとして、草刈りという地域行事が、夏から秋にかけて数回あります。

 

アスファルトと密集する建物に覆われた都会では、雑草が生える隙間は、ほどんどないでしょうから、小さな鎌やシャベルで手作業でできるのですが、田舎は草の生える場所が多いので機械を使って草刈りをします。

 

地域の草刈りには、全員「マイ草刈り機」を持参して臨みます。

鎌やシャベルをもって参加する人は一人もいません。

軽トラも必需品です。私は軽トラを移住4年目に購入しました。

地域の草刈りでは、草刈り機と軽トラを持参することでようやく半人前の扱いです。

まさか自分が業者の如く、草刈り機を使ったり、軽トラを運転することになるとは、想像もしていませんでした。

 

日曜日の朝8:00から夕方16:00まで、途中に昼休みを挟んでのぶっ続け8時間。

炎天下の中、汗をぶったらして、時には雨が降る中でずぶ濡れになりながら。

道路沿い、河川敷、用水路わきののり面、池の周り、たんぼのあぜ道、森の中。

2~5人くらいのチームで1日を過ごすのですが、私のようなよそ者(しかもおしゃべりが苦手)とチームを組まされる地元の人がもう、不憫で不憫で…

そしてその後は、例のごとく反省会という名の飲み会で夜まで…

次の日は仕事なのに、ヘロヘロになって日曜日が終わります。 

 

でも、これだけしかない人はまだ幸いです。

自宅の敷地が広い場合や畑などを持っている場合は、さらに自宅の草刈りをしなくてならないのです。

隣近所の視線があるのでよりこまめに草刈りをします。

夏場は雑草たちが良く育つため2週に一度は草刈りをして庭の手入れをします。

我が家は古民家同然の建物ですが、庭だけは異様に広いため、奇数週に東側、偶数週に西側、という具合に毎週どこかしらの草刈りをしています。

だいたい1回の草刈りにかかる時間は2時間。

庭木の剪定等も含めると休日のうち4時間以上植物と戦っています。

 

しかし、さらに恐ろしいことに、村には私と同世代で、副業で田んぼや畑を営み、そこでも雑草と戦うツワモノも、かなりいるのです。どうなっているんだと思います。

休日は、カラダを休める時間、遊ぶ時間、自己啓発に充てる時間、家族サービスをする時間、として享受してきた私にとっては、かなりの誤算でした。

 

<田舎暮らしの盲点:雑草>

【夏場の雑草の成長は侮れない】

【田舎での草との戦いには機械を使わなければ太刀打ちできない】

【田舎の人達は休みの日も働く。なんなら平日も仕事に行く前の早朝にも働く】

【夏場の草刈りで汗をぶったらして作業しても大して痩せない】

【安い草刈り機はすぐに壊れる】